徒然方丈草子

つれづれなるままにゆく川の流れは絶えずして、なほし、春はあけぼの、さぞ思ふ

指名をしない美容室

美容室に行った。いままでは色々な美容室を転々としたけれど、最近は毎回同じ美容室に通っている。 スタイリストのテクニックも満足だし、家からもそこそこ近く、お値段もリーズナブル。そして、何よりもお店全体の接客が心地よい。 接客については、もちろん丁寧さが評価されるべき点であるのは間違いないのであるが、この美容室は丁寧過ぎず、かつ緊張しない程度の庶民感を出してくれるという点。美容室は私にとって非日常を体験する場所ではないので、モデルさんみたいな扱いをされると緊張してリラックスできない。そのため装飾がキラキラ豪華な有名過ぎる美容室は、なんだかお店の方々もキラキラしているし、好きではない。

いま通っているところは、過剰な接客(たとえば、ネイルがキラキラしている綺麗な女の人が、こちらでお待ちくださいと豪華な椅子に座らせれる)だったり、妙に明るい照明がないし、とても失礼な話だが、こちらが引いてしまうようなお洒落さん客にもお店側にもいないのだ。野暮ったい私にとっては、お洒落さんってこわい。

ただ今回来店して思ったのが、毎回担当をしてくれるスタイリストが違う。スタイリストの指名をしないので、美容室側としては気にしているのだろうか。 ただ、申し訳ないけれど、特別にこの人にカットやカラー、パーマなど、この人にお願いしたいと思ったことは人生の中で一度もない。けれども現在同じ美容室に通っているということは、お店のスタイリストの全員にテクニックに満足しているのだから、何回も指名なしで来店するのは最大の高評価であるのだが。

誰か気にいるスタイリストを指定してほしいと思われていたとしたら何だか申し訳ない。もし美容師さんの中で、あの人の担当は嫌だわなんて言われているほうが気持ち的には楽だ。

自分の性分上、期待されると応えたいと思ってしまうので、期待されない時のほうが、往々に精神的には楽である。美容室からすると、こんなことを考えてブログに書いてしまう客はめんどくさっと思っているのだろうけど。